あじさいをきれいに撮影したいけど、撮影方法がわからない、、、
カメラ撮影をはじめたばかりの人は、うまく撮影できないと悩んでいる人もいるかもしれません。
しかし、撮影に不慣れな人でも、ポイントをおさえるだけで写真のクオリティを高められます。
そこでこの記事では、初心者さんにもわかりやすく、あじさいの撮影方法を紹介します。
あじさいのきれいな色味を活かす方法や、撮影ポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
あじさいの撮影を楽しみましょう!
あじさいの撮影方法5選
あじさいをきれいに撮影するには、
- あじさいとの距離感
- 一緒に入れる背景
を意識すると良いです。
そこでここでは、あじさいの撮影方法を5つ紹介します。
難しい単語は詳しく解説していますので、カメラをはじめたばかりの人でも参考にできると思います。
背景ボケを活かして撮影しよう
あじさいを目立たせたいときは、背景ボケを活かして撮影するのがおすすめです。
背景ボケは、被写体のあじさいにピントを合わせた状態で撮影すると発生します。
どれくらいボケるかは、被写体と背景・カメラの距離、絞り(F値)で決まります。
【絞り(F値)との関係】 | 絞りを開く (F値を小さくする) | 絞りを閉める (F値を大きくする) |
ボケ具合 | よくボケる | ボケが少ない |
明るさ | 明るい | 暗い |
光の量 | 増える | 減る |
絞り値(F値)が小さいと、カメラに取り入れる光の量が増えるのでボケが大きくなります。
反対に絞り値が大きいと、カメラに取り入れる光の量が減るため、ボケが小さくなります。
ボケを表現するには、F1.8やF2.0など明るいレンズがおすすめです。
また絞り値だけでなく、背景と被写体の距離でもボケ具合が変わります。
【背景と被写体の距離】 | 背景と被写体の距離が近い | 背景と被写体の距離が遠い |
ボケ具合 | ボケが小さい | ボケが大きい |
たとえば、背景と被写体が近いと絞り値を小さくしてもボケが少なくなりがちです。
反対に背景と被写体の距離が遠ければ、ボケの大きな写真が撮影できます。
紫陽花と周辺風景を全体的に撮影してみよう
紫陽花がたくさん咲いている並木道などがあれば、周辺風景と一緒に撮影するのがおすすめです。
周辺風景と紫陽花を撮影することで、季節感や全体的な美しさを表現できます。
ピンポイントで紫陽花にフォーカスを当てないため、咲いている数が少なければ向かない撮影方法です。
反対にたくさん紫陽花が咲いているスポットであれば、広角レンズで撮影すると全体の写真が取れます。
周辺風景を入れることで、迫力のある写真が撮影できますよ。
壮大な自然風景や街並みなどを撮影するときにおすすめの手法です。
前ボケを入れて撮影しよう
前ボケを入れることで、ピントの合った被写体を強調した写真を撮影できます。
前ボケは、前方の被写体をボカす手法です。
写真に奥行きや、ストーリー性を与えられるのが魅力です。
前方に被写体を配置したうえで、後方の被写体にピントを合わせて撮影すれば前ボケが作れます。
ポイントは、前方に被写体を配置できるスポットを探すこと。
うまく撮影場所を探せれば、印象的な前ボケ写真が撮影できますよ。
前ボケの大きさや色も工夫すると面白いです。
日の丸構図で撮影してみよう
被写体を目立たせたいときは、日の丸構図がおすすめです。
日の丸構図は、写真の中央に最も強調したい被写体を配置する手法をいいます。
真ん中の目立つ位置に主題となる被写体を配置することで、写真で伝えたいメッセージがわかりやすいです。
特定の被写体を目立たせたいときにおすすめの手法といえます。
木漏れ日を活かして撮影してみよう
紫陽花は、日光の木漏れ日を活かすと印象的な写真が撮影できます。
木陰に咲く紫陽花を見つけたときは、太陽の光と影のコントラストを活かすチャンスです。
下記のように、太陽の光が当たった場所と影が正反対な印象になり、印象的に仕上がります。
木の陰から日の光が注いでいるポイントを見つけたら、絶好の撮影チャンスです。
雨の日の紫陽花もいいけど、少し太陽に照らされる花も風情がある!
あじさいの撮影に便利なアイテムを紹介
せっかく紫陽花を撮影するなら、できるだけきれいに撮影したいですよね。
カメラ・レンズ以外に、いくつかのアイテムがあると撮影がはかどります。
ここでは、紫陽花の撮影に必要なアイテムを3種類紹介します。
- NDフィルター
- レンズフード
- カメラ・レンズバッグ
NDフィルター
晴れの日に写真を撮影するときは、NDフィルターがあると便利です。
NDフィルターはレンズに入る光の量を減らすもので、カメラのサングラスともいえます。
紫陽花撮影でNDフィルターが必要な場面は、絞り(F値)を上げてボケを活かしたいときです。
たとえば、F値1.8の解放で撮影したいとします。
太陽の光が強い晴れた日だと、取り入れる光の量が多すぎて白飛びすることも。
光の量はシャッタースピードでも調整できるものの、最大値でも明るすぎるケースもあるのです。
そんなときにNDフィルターを着用すれば、気軽にボケを活かして撮影できます。
ND4・ND8・ND16など、濃度に合わせてNDフィルターは選択可能です。
F値解放で撮影するなら、ND4・8・16あたりがおすすめ。
ちなみに、私はKenko NDフィルター PRO1D Lotusを使っています。
動画も撮影するのですが、固定NDフィルターがお気に入りです。
NDフィルターを付け替えるのがめんどうな人は、可変式のNDフィルターもあります。
可変式は、フィルターを回すだけで濃度を変えられるので便利です。
またステップアップリングがあれば、レンズサイズに合わせてNDフィルターを買う必要がありません。
大きめのサイズのフィルターを購入しておけば、使いまわしができるのでおすすめです。
レンズフード
紫陽花を野外で撮影するときは、レンズフードがあると良いです。
レンズフードは、レンズの先端につけるカバーのことをいいます。
レンズフードをつける目的は、おもに下記の3種類です。
- カメラに入る光の量を減らす
- レンズが傷つかないようにする
- 雨や水滴などを防ぐ
レンズフードは人間でいう帽子の役割になるので、レンズに入る光の量を減らせます。
光の影響を減らして、自分の見た目に近い写真を撮りたいときに便利です。
またレンズフードをつけると、被写体とレンズとの間に距離ができます。
その結果、レンズを傷つけるリスクを減らせるのです。
紫陽花を撮影していると、つい近寄りすぎて花や葉に当たりそうな時も。
レンズフードがあれば、レンズが被写体に当たって傷つくリスクが減るのでおすすめです。
近づいて撮影したいときに安心感が出ますね。
さらにレンズフードは、雨や水滴からレンズを守る役割もあります。
もちろん、レンズフードで完全に防げるわけではありません。
でも、レンズフードがあれば少しの水しぶきや小雨くらいなら防げるケースも。
とくに水辺や小雨予報のときは、レンズフードがあると良いですね。
カメラ/レンズバッグ
紫陽花を撮影するには、カメラとレンズが必要です。
機材を手持ちで運ぶのは大変なので、カメラ・レンズバッグがあると良いでしょう。
最近では、カメラ・レンズを複数収納できて持ち運びやすいバッグがたくさん発売されています。
たとえば私の場合、エレコムのOfftocoカメラバッグを利用中です。
2段構造になっていて、クッション性が高い下段にカメラとレンズ。
上段はカメラ機材や財布など、撮影時に持ち歩く小物を入れています。
カメラ・レンズバッグが1つあると、旅行やスナップ撮影のときなどに便利です。
これからも撮影に出かける予定がある人は、この機会に購入するのもアリだとおもいます。
下記記事で保有バッグのレビューもしているので、よろしければチェックしてみてください。
【まとめ】あじさい撮影を楽しもう
今回は、カメラ初心者さん向けにあじさいの撮影方法を紹介しました。
写真撮影に正解はありませんが、今回紹介した方法を組み合わせると、おもしろい写真を撮影できます。
ぜひ、たくさんの写真を撮影して、自分なりの撮影方法を見つけてくださいね!